手動運転は本当にお得?

よく、手動運転と自動運転の燃料消費量を比較し、手動運転の方が少なく済むといった結果が紹介されています。
しかし、このときの自動運転の制御方式を見ると「降雪遅延制御」の場合が多いのです。
これまでに説明した通り、降雪遅延制御は省エネという点では、あまり効率的な制御方式とは言えません。
元々それほど効率のよくない制御方式を対照に比較しても、意味はありません。
また、手動運転も「雪の降り方や雪の融け具合を確認しながら、適度なところで運転を止める」ように操作できて初めて省エネとなるのです。
しかし、いつも雪の状態を見ながら操作出来るかと言えば、そうは行きません。しかも、雪は夜中も降ります。
たとえ昼間は手動運転により操作できたとしても、夜中は自動運転に切り替えるのではないでしょうか。
その自動運転が効率の悪い制御方式だとしたら、昼間の手動運転での努力が無駄になります。
最近はロードヒーティングの状態をカメラで監視し、運転操作を代行するサービスも登場していますが、これもタダではありません。
手動運転と3要素制御のような省エネ効果が期待できる制御方式に対応した融雪制御装置をうまく組み合わせて利用することが、最も効率的な省エネを実現できる方法ではないでしょうか。