温湿度データから他要素を演算
2018-05-18


データロガーFTシリーズは、測定した値に演算式を用いることで別の要素を記録することができます。例えば、温度と湿度(相対湿度)を測定し演算することで、温度、湿度以外の以下のような要素を記録、表示することができます。

【温度のみで算出可能な演算データ】
①飽和水蒸気圧空気中の水蒸気が飽和したときの水蒸気圧[hPa]
②飽和水蒸気量1立方メートルの空気中に存在できる水蒸気の最大の量[g/m^3]

【温度と相対湿度から算出可能な演算データ】
③水蒸気圧大気圧全体の中で、水蒸気によって占められる圧力[hPh]
④絶対湿度1立方メートルの空気中に含まれる水蒸気の量[kg/kg]
⑤露点温度ある空気の気圧を変えずに温度を下げ、飽和に達して凝結し始める温度[℃]
⑥湿数気温と露点温度との差[℃]
⑦混合比ある湿度の空気中に含まれている乾き空気1kgに対する水蒸気の量[kg/kg]
⑧比湿ある湿度の空気中に含まれている湿り空気1kgに対する水蒸気の量[kg/kg]
⑨モル分率ある成分のモル数と全成分のモル数との比[mol/mol]
⑩飽差(VPD)ある温度における空気中の飽和水蒸気圧と、実際に含まれる水蒸気圧との差[hPa]
※一般的な分野で利用される。(Vapour Pressure Deficit:VPD)
⑪飽差(HD)ある温度における空気中の飽和水蒸気量と絶対湿度との差[g/m^3]
※昨今、園芸分野で利用される。(Humidity Deficit:HD)
⑫不快指数体感温度の一つで、人体の感じる不快感の程度の目安とするもの[%]

演算式で求めたデータは、ロガー内部に論理CHのデータとして保存されます。論理CHのデータは温度、湿度と同様に記録値として参照でき、飽差などのデータは植物の生育に役立てることができます。

なお、演算式として設定できる文字数の制限などから、以下の条件が前提となります。

・飽和水蒸気圧はTetensの式を利用。
・露点温度、湿数算出の演算式における定数の有効桁数は、
 最低限の桁数に抑えている。
・不快指数については、温度と相対湿度を元にした計算式を利用。
・混合比、比湿、モル分率については、標準大気圧を利用。
 (FT2など、気圧データが利用できる場合は、演算式に組込可能)

×

具体的な演算式の設定内容は以下の通りになります。物理CHはCH01が温度、CH02が湿度(相対湿度)に割り付け、湿度においては論理CHの演算式文字数削減のため、湿度[%]/100となるように設定しております。

①温度#01
②湿度#02*100
③飽和水蒸気圧6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3))
④飽和水蒸気量217*(6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))/(#01+273.15)
⑤水蒸気圧6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3))*#02
⑥絶対湿度2.166740*10^2*#02*100*6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3))/(100*(#01+273.15)
⑦露点温度-237.3*L(6.11*10^(7.5*#01/(#01+237.3))*#02/6.11)/(L(6.11*10^(7.5*#01/(#01+237.3))*#02/6.11)-7.5)
⑧湿数#01+237.3*L(6.11*10^(7.5*#01/(#01+237.3))*#02/6.11)/(L(6.11*10^(7.5*#01/(#01+237.3))*#02/6.11)-7.5)
⑨混合比0.622*(#02*6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))/(1013.25-#02*6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))
⑩比湿0.622*(#02*6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))/(1013.25-0.378*#02*6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))
⑪モル分率#02*(6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))/1013.25
⑫飽差(VPD)6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))*(1-#02)
⑬飽差(HD)(100-#02*100)*(217*(6.1078*10^(7.5*#01/(#01+237.3)))/(#01+273.15))/100
⑭不快指数0.81*#01+#02*(0.99*#01-14.3)+46.3

論理CHの演算式テキストファイル

FTJr-FTJ40-SET
2018-04-24


風向風速計MFP-FTJ40とデータロガーFTJrとのセット商品の販売を開始しました。

センサセット一覧
MFP-FTJ40とFTJrのセット仕様

MFP-FTJ40
 ・軽量でコンパクトな設計で設置が容易
 ・風向計と風速計を同軸に取り付け
 ・セパレート型で風向・風速の干渉がなく、追従性が高い

 風速部  起動風速:0.4m/s(オイルベアリング)
      測定範囲:0~60m/s
      出力:1パルス 0.1m/s

 風向部  測定範囲:10~350°
      出力:0~5KΩ(350°~10°はオープン)

 電源   DC5V 平均約4mA(最大8mA)

MFP-FTJ40にはバリエーションとして、高精度タイプのMFP-FTJ40Hもございます。

MFP-FTJ40H
 風速部  起動風速:0.4m/s(オイルベアリング)
      測定範囲:0~60m/s
      出力:1パルス 0.1m/s

 風向部  測定範囲:0~359°
      出力:0~5V(359~0°の間は 0V)

 電源   DC5V 10mA以下

低コストIoTクラウドシステム
2018-04-11

当社は、自社製品のデータロガーや融雪制御装置に対応したIoTクラウドシステムを提供しております。


現在、導入コストやランニングコストの低減を可能とするシステムの検証を行っており、融雪制御装置Ms3とデータロガーFT2によるデモページを公開しました。


本検証では、最大10端末、月間10万データまでのアップデートであれば無料で利用できるクラウドサービスを活用しており、ランニングコストを抑えることができます。

融雪制御装置Ms3の制御履歴データのクラウド化

データロガーFT2で測定している温湿度データのクラウド化

※ご使用のブラウザによっては正しく表示されない場合があります。
※融雪制御装置Ms3の設定はデモ用に調節されたものになります。実際の製品の制御レベルとは異なります。

土壌水分専用モデル
2018-03-30


前々回ご紹介した体積含水率と電気伝導度の同時測定モデルに加えて、土壌水分専用センサを組み合わせた低価格での土壌水分測定を可能としたセットモデルのカタログをご用意しました。
土壌水分測定が78,000円(税別)で始めることができます。

低価格なことから、各地の農協様や農業普及指導センター様より、多数のお引き合いを頂いております。

測定間隔が1時間のとき内蔵の単三形アルカリ乾電池4本だけで230日の測定が可能です。

FTJr センサセット

土壌水分(体積含水率)センサ

専用防水ケース

風向風速計MFP-FTJ500
2018-03-19


商品に風向風速計が追加されましたのでご紹介いたします。

MFP-FTJ500

・弱風から強風域まで測定可能
・精度・耐久性に優れ、電源不要
・小型・軽量設計なので設置が容易

起動風速 0.8m/s
出力 風向:1回転ポテンショメータ 10kΩ
   風速:交流周波数 風速定数 0.1m/s/1pps
精度 風向±3°
   風速:±0.3 m/s(10m/s 以下)・±3%(10m/s 以上)
耐風速 108 m/s
プロペラ径・総長・総高:φ180 mm・500 mm・395 mm
重量・材質:約 1.5 kg・強化プラスチック製

風向・風速

風を測る

気象観測

土壌水分と電気伝導度の同時測定
2018-03-14

FTJr-2chとARP社製土壌水分センサMAR-WD-3-WET-5Yの組み合わせにより体積含水率と電気伝導度の同時測定が可能です。
測定間隔が1時間のとき内蔵の単三形アルカリ乾電池4本だけで230日の測定が可能です。
フィールドでの測定用に耐衝撃性樹脂ボディの専用防水ケースもご用意しております。

FTJr センサセット

土壌水分(体積含水率)センサ

専用防水ケース

工業用圧力計
2018-03-09

配水管の設備や生産ラインの監視など、各種用途にご利用いただける工業用圧力計をご紹介します。

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当社で販売しておりますSTS社製工業用圧力計には、以下のような特徴があります。
・高精度:超高精度0.05%FSタイプ、0.1%FS、0.25%FSをご用意
・測定範囲:圧力単位(MPa,Kg/cm2,bar etc)が自由に指定できる
・圧力応答性(1ms)
・プロセス接続(G1/2やG1/4など)や電気接続(ケーブル直出しやコネクタ式)が選べる
・筐体はステンレス製、オプションでチタン筐体も製作が可能
・温度計内蔵モデル、防爆型モデルもご用意

以下のような用途にご利用いただけます。
・プロセス制御
・タンク・管圧の監視
・特殊機械の圧力計測
・航空宇宙産業
・食品産業

FTJrなどの当社データロガーから圧力計への電源供給も可能なため、商用電源のない場所でも計測が可能です。
単体でのご利用を含めまして、お気軽にお問い合わせください。


データロガー

ネットワークカメラ
2018-03-02

今月、お客様に納入するネットワークカメラです。

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遠隔電源制御ユニット(RPCU)を使用して、ネットワークカメラや投光器の電源を必要なときだけオンにすることにより、ソーラーパネルの電源のみでLTE回線を利用した遠隔監視を実現するシステムを構築しました。


定期的に静止画を転送するシステムや寒冷地対応のハウジングに収納したネットワークカメラ等のご提供も可能ですので、お問い合わせください。


遠隔電源制御ユニット

遠隔電源制御ユニット利用事例

SRCC-Fシリーズについて
2018-02-21

USBホストインターフェースとしてFTDI社製のFT232が搭載されている測定器や電源装置等のUSB機器のインターフェースをRS-232CやLANに変換することができます。

SRCC-FR(USB⇔RS-232C)
USB機器をRS-232Cでコントロールすることができます。
USB機器をシーケンサーやUARTのみのワンチップマイコンからコントロールが可能となります。

×

SRCC-FL(USB⇔LAN)/SRCC-FPW(USB⇔WiFi)
USB機器をLAN(WiFi)などネットワークからコントロールすることができます。
仮想COMポートへのデータをネットワーク経由で入出力するソフトウェアを利用することにより既存のソフトウェアを利用して離れた場所からUSB機器をコントロールすることが可能になります。

×

仮想COMポートソフトウェア
例)LANTRONIX社 ComPortRedirector http://www.lantronix.com/products/com-port-redirector/


USB機器がSRCC-Fシリーズに対応可能かは、次の手順でご確認頂けます。
【デバイスの確認方法】
・FTDIのサイトより、FT_FROGをダウンロードしてPCにインストールしてください。
http://www.ftdichip.com/Support/Utilities.htm#FT_PROG
・PCとUSB機器をUSBケーブルで接続してプログラムを起動してください。
・Scan and Parse(虫眼鏡マーク)を押すと接続されているFT232の情報が表示されます。
・Chip Type が'FT232R'であれば接続可能です。
・Vendor ID が0x0403、Product ID が0x6001以外のとき、USBDevice Descriptorの Custom VID/PIDを'FTDI Default'に変更して、Program Devices(雷マーク)を押して 設定を書き込んでください。

※Vendor IDとProductIDを変更するとUSB機器メーカーから提供されたドライバから USB機器が認識されなくなりますので、予めオリジナルのドライバーをインストールしておいてください。

http://www.ftdichip.com/Drivers/VCP.htm より、 CDM*****_Setup.zipをダウンロードして解凍してください。
PCからUSB機器を外した状態で、解凍した CDM*****_Setup.exeを実行してください。
***** : ドライバのバージョン

また既存のソフトウェアからも認識できなくなる場合もありますので、元のVendorIDとProductIDは忘れないように控えておいてください。


ビット構成は、スタートビット1、データ長8、ストップビット1、パリティなしです。
フロー制御は、RTS/CTS(ハードウェア制御)です。
他のビット構成はお問合わせください。


通信コンバータSRCCシリーズ

通信コンバータ導入事例

赤外放射フラックスの測定
2018-02-21

× ×
データロガーFTシリーズは、赤外放射計を接続して赤外放射フラックス(長放射フラックス)を測定することができます。

赤外放射フラックスの算出には、赤外放射計本体の温度(ボディー温度)とステファンボルツマン係数を含む演算が必要ですが、 FTシリーズでは赤外放射フラックス算出のための演算式が設定できるため、赤外放射フラックスの瞬時値、積算値などを記録することができます。

赤外放射フラックス=赤外放射計の出力電圧×赤外放射計の校正係数+ステファンボルツマン係数×(赤外放射計のボディー温度+273.15)^4
※ステファンボルツマン係数 5.67×10^-8


FTJr 1チャネル/2チャネル 低価格マルチレンジロガー

FT2 多チャンネルフレキシブルロガー

赤外放射計

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